就活は運ゲーだ
私、久城は就活生だ。正確に言えば『就活生だった』と過去形になる。
というのも、既に企業から内定を頂き、就職活動自体を終了しているからだ。
今は研究室で9時出勤の帰りは教授陣からの無茶振り次第、な生活を送っているよ!帰りたいね!
今年(2018年卒)の就職活動は「売り手市場」とも呼ばれている。
に依れば、今年(つまり、2018年3月卒業予定)の大学生・大学院生の求人倍率は1.78なのだという。
求人倍率とはなんぞや?
求人倍率とは、企業の求人総数を民間企業就職希望者数で割ったもの、であるらしい。
つまり簡単に言えば、誰もが何もしなかったら一人につき1.78件の内定がもらえるということだ。
周りを見ても、何となーくそんな感じはする。私自身二つの企業から内定を頂いたし(ありがたいことだ)、今年卒業していった人たち(私は一度留年しているので、まぁかつての同期だ)も皆、一つ、あるいは複数の会社から内定を頂き、そして今は新入社員として働いているのだろう。
じゃあ、就職活動はヌルゲーだったのか?と言われると、さあどうだったかなぁと首を傾げてしまう。
個人的には、就活はヌルゲーというより運ゲーな気がする。
私は三月から就職活動をスタートさせた。マイナビ・リクナビサイトがオープンするのと同時だ。
それまでにやる気がある学生なんかはインターンシップに行ったり面接対策をしたりしているのだろうが、私は面倒臭がりだったから一切何にもしていない。
留学から帰ってきたのが今年の一月。
三月までに何をしていたかと言われると、実家で「逃げ恥」録画を一気見したり、留学期間中に出た本をウワーーット買っては積ん読崩しをしていたりしていた。つまり、暇を満喫していた。
結構いろんな企業を受けた。ITから出版、教育、物流、ゲーム。
今思えば適正がなかったのだろう、IT関連以外は大体一次面接でガンガン落とされた。
お祈りメールは腹立たしいので削除!
こうしているうちに縁ある企業からお声が掛かり、案外サクッと内定が決まった次第だ。
ちなみに一次志望ではない。むしろほとんど対策もしなかったような企業から頂いた。
一次志望は二次面接で落ちた。このやろう!
今振り返って思うと、まさしく「就活は縁」だと思うのだ。
就職活動をしている時は、そんなこという奴を鼻で笑い飛ばしていた。縁ではない、己の実力で勝ち取るのだと息巻いていた。
全く詰まらぬ人間である。
方向性さえ間違わなければ、案外流されるがままでも引っかかる所に引っかかるのかもしれない。あとは自分の運に身を任す。
就活は運ゲーだ。多分ね。
とりあえずは、縁あって私なんぞを採用した奇特な企業のために働こうと思う。
……そのためには卒業しないとなぁ……。
卒業研究、がんばるぞい。